玄関の面構え増強で鍵の不安を解消

東京はどの犯罪も平均より高め

東京は日本一の過密都市ですが、人口が多いだけに犯罪の発生率も全国平均より高めです。
世田谷区だけでも平成25年度は576件の侵入窃盗被害がありました。
侵入窃盗とはいわゆる空き巣のことですが、運悪く家人と出くわすことで強盗に豹変したケースが20件もあります。
家の防犯対策をしっかりしなければ、財産だけでなく命すら落とす危険性があるわけです。
この不安を解消するには、玄関の面構えを増強することが大切です。
具体的には鍵を交換する、補助錠などをつけるなど、侵入犯が侵入を諦めるような玄関にしなければなりません。
侵入しにくいと思わせる玄関にするにはどうすれば良いのでしょうか。

鍵の個数を増やす

侵入犯は、何気ない風を装って防犯設備や鍵の個数をチェックします。
そうやって犯行しやすい家を見つけるわけです。
侵入犯は、開錠に5分以上かかると7割が、10分以上かかるとほぼ全員が侵入を諦めるといいます。
鍵の種類と個数を見れば、開錠にどれくらいかかるかたちどころにわかります。
防犯性能が高いディンプルキーはただでさえ開錠に手間がかかりますから、もう1つ補助錠があればほとんどの侵入犯は諦めることでしょう。
他にも、防犯フイルムや振動センサーを取り付けることをおすすめします。
玄関だけでなく、窓ガラスなども同様の対策を取ると安心です。

1ドア2ロック化

玄関の1ドア2ロック化は、玄関ドア取り替えるか、補助錠をつけることによって実現できます。
ユニット加工は素人ができるものではないため、信頼できる鍵業者に依頼しましょう。
補助錠の取り付けは非常に安価にできますから、リーズナブルに防犯対策を実現することができます。
東京に住んでいると何かと不安が絶えませんが、自分で工夫することで安心して暮らせるようになります。
賃貸だからできないという方も多いでしょうが、防犯対策の許可を得られるよう説得してみましょう。
賃貸物件の防犯対策はもともと大家さんがすべきものですが、大家さんの許可を得なければ玄関ドアを強化することはできませんから仕方がありません。