不安解消と防犯対策のために鍵の交換を
東京は世界一安全な都市だと言われていますが、昨今の凶悪事件により安全神話にも陰りが見えています。
世間が震撼する凶悪事件もさることながら、空き巣被害も毎年数多く報告されています。
東京都の生活安全総務課の集計によると、平成25年度の侵入窃盗認知件数は7,756件でした。
この件数は、認知件数だということに注目してください。
侵入されたとしても、盗まれていると認知されないケースもあるわけです。
たとえば、毎月侵入して1000円だけ盗んでいくような犯罪の場合、認知することが難しいこともあります。
空き巣被害は、財産の損失はもちろんですが、精神的な負担もかなり大きなものがあります。
誰かが家に侵入された恐怖から、そのまま住み続けることができず引越す方も多いのです。
不安を解消し安心して暮らし続けるためには、どのような防犯対策をすればいいのでしょうか。
防犯対策を始める前に、自宅の鍵にどのような機能があるのかチェックしてみてください。
ピッキングが侵入窃盗犯の手口だと思っている方は、認識がかなり古くなっています。
ピッキングに注目されてから鍵の防犯性能は格段にアップしているため、簡単なピッキングでは開けられなくなっています。
今の主流はサムターン回しと呼ばれる手口で、ドリルに穴を開け内側から開錠する大胆な手口です。
このような手口で来られると、どれほどピッキング対策をしていても意味がありません。
自宅の鍵にどのような機能があるかをしっかり確認し、現在流行している犯罪の手口からどのような対策が可能なのか考えてみましょう。
侵入窃盗犯の手口は年々巧妙化していますから、どのような防犯対策を取ったとしてもすぐに陳腐化してしまいます。
何年かに一度、専門家と一緒に自宅の防犯対策を見直してみましょう。
鍵の専門家に相談すれば、防犯対策を一緒に考えてくれます。
自己流の防犯対策をして、かえって侵入しやすくしてしまったというようなことがないようにしましょう。